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工夫を凝らすということ①

施工事例

2021年12月15日

機械の構造や仕組みについてじっくりと考えることはなによりも大切なことです。

これは今まで様々な整備に携わってきて痛感していることです。

経験を通して培われた感覚は何よりも尊いものだと私は思います。

チェーンカバー内のグリスの注油についてより確かに作業できるようにと

グリス注油の装置を取り付けました。

一番簡単で的確な装置だと私は感心してしまいました。簡単で、安価で、安全。目からうろこの提案でした。

私たちにとってさらにプラスとなることは、プラント担当者がこの提案に対して評価やアドバイス、確認といったアクションを

起こしていただけるということです。小さな会社の担当者の提案に、担当会社の上層の方が動いてくれる。恵まれた環境だと痛感しています。

● 37kwの大型ポンプ  定期オーバーホール

こちらのポンプは人の背丈ほどある大型のポンプです。私たちが携わっている中での最大のポンプです。

おかげさまで今年はこちらのポンプのメンテナンスも2台目となります。

●分解中

このポンプの整備は特に一つずつの作業を丁寧にこなし、構造を頭で想像し図面で確認しながらすすめなければいけません。

真空テストなどを実施し私たちの一番神経を使う修理品の一つです。

現在進行形の修理品です。

サイズ200のブロワーのオーバーホールです。

計測作業をきっちりと実施する丁寧に執り行う作業の代表です。

温度測定、振動測定など細部まで気が抜けません。

私が携わって2度目のオーバーホールの実施・報告書提出まで、昨年よりスマートな工程でホットしました。

ブロワーの調整はダントツに難しくいつも工場長がピリピリして実施してくれています。

音の問題が反映する製品ですから調整作業ははかなり神経を使ってくれているように感じます。

作業前の張り詰めた感触は周りの私たちにも伝わります。今年は笑顔の最終日でした。

最強の多段ポンプ

事務所側の私にとって難しい修理品と頭をひねる一品の多段ポンプです。

私は先ず図面から構造が読み解けません・・・・。勉強不足、経験不足が痛感します。

当社に入庫する前にじっくりと図面を読み解きます。私にとっての見方である業者さんも一緒に

知恵を貸してくれるので準備は万端です!さあ来い!!という状態での入庫となりました。

一方、当社の作業者たちは淡々と分解を始めていきます。しっかりと構造がイメージできている証拠だと感心します。

私は図面片手にこれとこれが同じ部品だとバタバタ照らし合わせながら写真を撮り進めていきます。

順調な進捗状況にいつも作業員さんに感心させられます。

どうしてこのような状態になってしまったのか・・・・・と頭を抱える状態の部品でしたが、定量の水量が確保できていたとの事。

やはり一流のメーカーさんが作る一流の製品は強いんだなあ・・・と感心させられました。

日本の物づくりという言葉を耳にしますが、実際目の当たりにすると本当に頑丈なつくられ方、考え抜かれた構造。本当に素晴らしいと実感します。